エンジニアのリタ(@ritalog940317)です。
この記事は、私がリモートワークを始めて10ヶ月ほど経った2022年1月に、当時のデスク環境をもとに書いたものです。2021年にデスク環境を本格的に整えはじめ、デスクツアーができるほどにまで整ってきた頃でした。
当時の私のデスクは、デスクツアーの写真にもあるように、ウルトラワイドモニターを縦並び(上下配置)で設置していました。横並びの配置で作業していた時期もあったのですが、そのときの悩みを解消してくれたのが、この縦並びの配置です。
もちろん好みはあるかと思いますが、デュアルディスプレイ環境でディスプレイの配置に悩んでいる方には、ぜひ一度試してほしい配置です。
この記事の結論
・デュアルモニターは、メインを下・サブを上にする「上下配置」がおすすめ
・左右配置で感じていた首や体の負担が、正面を向いたまま作業できることで解消された
・上を見るのはメッセージの確認くらいにすれば、首の疲れはほとんど気にならなかった
・上下配置には、ポールの長い「ポール型」のモニターアームが必要
当時、上下配置にするために使っていたのがこのモニターアームです。
デュアルモニターの配置パターン比較(左右・上下・縦置き)
デュアルモニターの主な配置は、次の3つです。
| 配置 | メリット | 気になる点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 左右配置(横並び) | 一般的なモニタースタンドでも組める。2画面を同時に見比べやすい | 画面全体が横に長くなり、首を左右に振る回数が増える。どちらかの画面を向き続けることになりやすい | 2つの画面を同じくらいの比重で使う人 |
| 上下配置(縦2段) | メイン画面を正面に置いたまま作業できる。横幅がデスクの正面に収まる | ポール型のモニターアームが必要。上の画面は見上げる位置になる | メインとサブの役割がはっきりしている人 |
| 縦置き(片方を90度回転) | 縦に長いページやコードを、スクロールを減らして読める | 横幅が狭くなるので、横長の作業には向かない。回転に対応したスタンドやアームが必要 | 長い資料やコードを読むことが多い人 |
私はこの3つをすべて試しました。ここからは、左右配置から上下配置にたどり着くまでの流れをご紹介します。
私が左右配置から上下配置にたどり着くまで
ウルトラワイドモニター1枚+MacBook Proの頃

こちらの写真は、私がまだ1枚のウルトラワイドモニターだけを外部ディスプレイとして使っていた頃のデスクです。のちに上下配置で上段に置くことになる、LGの34WN750-Bというモニターです。
横にMacBook ProをPCスタンドに乗せて、デュアルディスプレイ環境にしていました。
この頃から、デュアルディスプレイにすると作業効率が上がって良いなと思うようになりました。ただ、ウルトラワイドモニターに比べてPCの画面がかなり小さく、絶妙に使いづらかったのです。
27インチモニターを横に並べた左右配置
この悩みを解消するためにAmazonで色々と探し、27インチのLGのモニターを購入してデュアルディスプレイ環境にしたのがこちらです。

新たに購入したのは、LGの27QN600-BAJPというモニターです。
このとき意識したのは、34インチのウルトラワイドモニターと解像度が近く、モニターの縦幅が同じものを選ぶことでした。そうすることで、モニターを左右に設置したときに縦がきれいにそろい、見栄えも良くなります。
今までMacBook Proの画面サイズだったところに27インチのモニターが入ったことで、作業領域が格段に広くなりました。
片方を90度回転させた縦置き
作業効率も上がって満足していたところ、Twitter(現X)で「モニターを90度回転させて縦に配置すると、ブラウジングがはかどる」という情報を目にしました。ものは試しだと、実際にやってみたのがこちらです。

このモニターの並びは、海外のデスクでもよく目にしていて憧れがあったのですが、実際にやってみるとめちゃくちゃかっこよかったです。
モニターを縦置きにしたおかげで、情報量が多いページでも、たくさんスクロールせずに1画面で見られるようになりました。
プログラマーとして仕事をしている私には、これがかなり刺さりました。行数の長いコードを読むとき、通常の配置だと上下に行ったり来たりしながら読まなければならず、追うのが結構大変なんです。そんな悩みも解決してくれる配置を見つけ、しばらくはこの配置で作業していました。
40インチの5K2Kモニターを導入して、再び横長に
そしてこのあと、Dellの5K2Kウルトラワイドモニターを購入します。購入に至った経緯は別の記事で紹介しているので、ぜひのぞいてみてください。

Dellの40インチモニターを導入したあとのデスクの写真がこちらです。

写真ではあまり変化を感じにくいかもしれませんが、正面に置いたモニターが34インチから40インチになったことで、また横に長いディスプレイ配置になってしまいました。
左右配置で感じた悩みと3つの気づき
ここまでが、私がモニターを上下配置にするまでに試した配置の変化です。モニターを横並びにしていたときに感じた悩みをまとめると、次のとおりです。
特に首への負担は大きく、長時間作業していると首がどうしても痛くなってきたので、これはどうにかしたいと思うようになりました。
この時点での気づきは、次の3つです。
・正面を向いて座ったとき、首を振らずに目線の移動だけで見える範囲にディスプレイを置くと、首への負担が少ない
・モニターが2台あっても、メインで長時間作業するのは1台にして正面に置くと、作業に集中しやすい
・2台目のモニターはサブの役割に限定すると、それぞれのモニターの役割がはっきりする
この3つの気づきから、首や体への負担が少なく、画面をフルに活用できるのは「モニターの上下配置」なのでは、と考えました。
左右配置から上下配置へ(当時のデスク)
いよいよモニターを上下配置にすることに決めたのですが、普通のモニターアームでは実現できないので、上下配置ができるモニターアームを探し、WORLDLIFTのモニターアームを購入しました(冒頭で紹介したモニターアームです)。
ちなみに、このモニターアームの対応サイズは13〜32インチですが、当時の私は上段に34インチのウルトラワイドモニターを載せて使っていました。対応サイズを超える使い方になるので、同じように載せる場合は自己責任でお願いします。
そして完成したのが、当時のモニター配置です。

このモニターアーム1本で2台のモニターを設置できるのですが、下に置いたDellの40インチモニターは、より柔軟に画面の位置を調整したかったので、エルゴトロンのモニターアームを使っていました。
デスクの裏側は、こんな感じになっていました。

デスクのちょうど中心にWORLDLIFTのモニターアームを設置し、その横にエルゴトロンのモニターアームを取り付けて、下のモニターがちょうど中心に来るようにしていました。おかげで、メインモニターのDellの40インチを、好きな角度や距離に簡単に調整できるようになりました。
デュアルディスプレイの上下配置を使ってみて
正面を向いたまま作業できた
メインで使うモニターを下に置いたことで集中して作業できるようになり、顔と体はいつも正面を向いた姿勢を保てるようになりました。
左右に配置していた頃のように首を左右に振ったり、左ばかり向いていたりすることもなくなり、首や体の痛みを感じることはなくなりました。
上を見上げる首の疲れは、ほとんど気にならなかった
上下配置だと「上を向いたときに首が疲れるのでは?」という疑問もありました。ただ、メインの作業は基本的に下のモニターで行い、上のモニターはあくまでサブとして使っていたので、上を向いたまま作業することはほとんどなく、首の疲れを感じることはありませんでした。
上のモニターを見たまま行う作業は、上の画面に常に表示していたSlackにメッセージが来たのをすぐに確認したり、返事を返したりするくらいでした。
ちなみに、上のモニターに表示していたのは、Slack、ブラウザ、Spotifyくらいです。ブラウザでは、アナリティクス、Twitter、メールを表示していることが多かったです。Slackで長文を書く必要があるときは、下のモニターに移動させて文字を入力し、終わったらまた上に戻す、という使い方をしていました。
画面の端まで使えるようになった
モニターを左右に並べていたときは画面の両端がかなり遠くなってしまい、結局メインで使うのは正面の部分だけで、大画面の良さを全然活かせていませんでした。上下配置にしたことで、画面の全ての領域をフルに活用して作業ができるようになり、その悩みも見事に解消されました。
新たに購入したDellの40インチモニターを、画面全体まで余すことなく使いたかったので、結果的にとても満足していました。
上下配置に必要なもの:ポール型モニターアームの選び方
ここからは、これから上下配置を試したい方向けに、モニターアームを選ぶときに見ておきたいポイントをまとめます。特定の製品の数値ではなく、一般的なチェックポイントです。購入前に、必ず各商品の最新の仕様を確認してください。
上下配置にするには、1本の長いポール(支柱)に2本のアームを上下に取り付けられる「ポール型」のモニターアームが必要です。
ポールの長さ
上下に2台並べるには、2台分の高さが必要です。ポールが短いと上のモニターを十分に高く上げられず、2台の画面が重なってしまいます。モニターの縦の長さ(画面の高さ)を2台分足して、ポールの長さが足りるかを確認しましょう。上の画面が高すぎると見上げる角度が大きくなるので、上下のモニターはできるだけすき間なく近づけて置けるものがおすすめです。
耐荷重
アーム1本あたりの耐荷重が、取り付けるモニターの重さに合っているかを確認します。比べるのは、スタンドを外したモニター本体の重さです。ウルトラワイドモニターなど大きなモニターは重くなりやすいので、特に注意が必要です。
VESA規格
モニターの背面に、アームを取り付けるためのネジ穴(VESA規格)があるかを確認します。75×75mmや100×100mmの間隔が一般的です。モニターによってはVESAに対応していなかったり、別売りのアダプターが必要だったりします。
対応インチ数
モニターアームには、対応する画面サイズが決められています。上下2台とも、取り付けたいモニターのサイズが対応範囲に入っているかを確認しましょう。
天板への取り付け方法(クランプ・グロメット)と保護プレート
ポール型のアームは、天板をはさむ「クランプ式」か、天板の穴に通す「グロメット式」で固定するものが多いです。天板の厚さが対応範囲に入っているかも確認しておきましょう。
モニターアームを天板に取り付けるときに気をつけたいのが、クランプで天板が傷つくおそれがあることです。天板の材質にもよりますが、クランプ部分はほとんどが金属でできているので、モニターアームと一緒に保護プレートを準備しておくと安心です。
天板選びやデスクの組み立てについては、以前FlexiSpotの脚と天板でデスクをDIYしたときの記事も参考にしてみてください。

下のモニターだけ別のアームにする方法もある
私の場合は、ポール型アームを上のモニターに使い、下のメインモニターは別のモニターアーム(エルゴトロン)に取り付けていました。メインモニターの角度や距離をこまめに変えたい方は、こうした組み合わせも選択肢になります。
よくある質問
Q. 上下配置にすると首は疲れませんか?
A. 私の場合、ほとんど気になりませんでした。メインの作業は下のモニター、上のモニターはSlackやメールの確認などサブの用途に限っていたので、上を向いたまま作業する時間がほとんどなかったからです。上の画面で長い作業をしたいときは、ウィンドウを下の画面に移していました。
Q. 上と下、どちらのモニターを大きくすればいいですか?
A. 決まりはありませんが、長時間作業するメインのモニターを下の正面に置くのがおすすめです。私の場合は、下に40インチ(Dell U4021QW)、上に34インチ(LG 34WN750-B)を置いていました。
Q. 普通のモニターアームでも上下配置にできますか?
A. 一般的なモニターアームは、2台を上下に並べられるほどの高さがないものが多いです。上下配置にするなら、ポールの長い「上下2画面対応」のモニターアームを選びましょう。
Q. 左右配置と上下配置、どちらがいいですか?
A. 2台を同じくらいの比重で使うなら左右配置、メインとサブの役割がはっきりしているなら上下配置が向いています。首を左右に振る回数を減らしたい方には、上下配置をおすすめします。
Q. ウルトラワイドモニターでなくても上下配置はできますか?
A. できます。ウルトラワイドモニターに限らず、どのサイズのモニターでもおすすめできる配置です。ウルトラワイドモニターの活用法は、こちらの記事でも紹介しています。

まとめ
以上が、私が全力でおすすめしたい、デュアルディスプレイ環境でのモニターの上下配置のご紹介でした。改めて、上下配置の良さをまとめると次のとおりです。
・下のモニターをメイン、上のモニターをサブと役割をはっきり決めることで、作業効率が上がる
・基本は下のメインモニターで作業し、上のモニターはメッセージのチェックくらいにすれば、上を向くことによる首の負担はほとんどない
・左右配置に比べて、特に首にかかる負担が軽くなる
・使うモニターの画面領域をフルに活用できる
ウルトラワイドモニターを上下に並べる配置をしている方は、あまり多くないと思います。笑
そういう意味でもオリジナリティがあって、愛着の湧く配置でした。デスクツアーでも、この配置には結構反響があってうれしかったです。
ウルトラワイドモニターでなくても、すべてのモニターサイズでおすすめできる配置なので、デュアルモニターの配置に迷っている方は、ぜひ試してみてください!
では、また!
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